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フィギュアレビュー、本・漫画の感想など

弱者男性とフェミニストのもめごと

ネタ

 なんかいまはてなで話題になってる。感想文。


 まずぼくがよくわからないのは、なんで弱者男性はフェミニスト批判してるんだろうってこと。フェミニズムって女性のためのもんでしょ。そりゃフェミニストは女性解放を目指しているのだから、わざわざ弱者男性に積極的に関わることはないよね。そんなの門外漢のぼくでもわかる。
 この騒動で弱者男性がやってるのは、洋菓子店に行って蕎麦出せってごねてるような感じに見えてしまう。蕎麦が食いたいなら蕎麦屋に行こう。同じ食い物作ってるんだから蕎麦を作る義務があるだろって洋菓子店に言ってもしょうがないのでは。うちは蕎麦作りませんって言われたらそれまででしょ。パティシエが蕎麦作っておいしいのかどうかもわからないし。って、なんて陳腐な比喩だw


 そもそも弱者男性はどうしたいんだろう。たぶんどうしたいわけでもないんだよね。自分のつらい受け入れがたい境遇についてつぶやいてストレス発散したいだけ。もう自分がお金持ちになることはないし、もう自分が結婚することもないし、もちろん子供ができることもない、おれの人生失敗だったなって嘆いてるだけ。だからそこに女性差別的な発言が混ざってきちゃっても、たしかにそれは批判されるべきことだけど、わざわざそんな発言に高学歴で定職もあるお上品な方々が冷静にツッコミいれていかなくてもいいんじゃないかと個人的には思う(すごく残酷な構図っていうか)。誰からも愛されない悲しいおっさんが酒飲みながら自分の感情をなだめるためにあらゆるものに捨て鉢にかみついてるだけだよ。ぼくはそれを見てかわいそうだなとは思うけど、説教してやれ叩いてやれとは思わないな。かわいそうだと思う。そしてそういうおっさんはだれにも救えないんだ。ぼくはとても悲しい。
 ぼくは弱者男性のおっさんにかなり同情的かもしれない。わーって叫びたい。なにもかもぶっ壊してやりたい。でもできない。そういうことでしょう。さびしくて、みじめで、むなしくて、やってられない。家庭があり仕事があるきらきらした人間を見ると吐き気がする。自分はぼろを着て毎日毎日未来の見えない底辺労働。安いスニーカーを履きつぶし、カップ麺が主食で、テレビはない。ぼくはそういうおっさんを叩こうとは思わないな。かりにかれらがどんな悪人だとしてもね。クズはクズらしく死ねっていうようなことを言ってるひともいるけど、ぼくはそういうクズにもできることなら幸せになってほしい。いや、もちろん人並みの幸せは現実問題として難しいだろう。だからかれらにとっての幸せを見つけられたらいいなと思う。自分の人生をどう受け入れ、肯定するかという問題でしょう。


 ぼくも人生詰んでる人間のひとりだ。障害者手帳を取った日にそれまで怒鳴り散らしていた父親がやさしくなった。これはどうしたことだと思った。これが弱者の仲間入りをするということなのか。おかしい。ぼくは東大卒業して一流企業に入ってテキトーに働いて理系黒髪美人(CV.早見沙織)と結婚してかわいい娘が生まれて一緒にアニメ見て踊っていい加減にしろと妻に怒られるんじゃなかったのか。なんだこの現実は、なんだこのくだらない人生は。
 同級生がどんどん結婚していく。医者や弁護士になった同級生が何人もいる。もうかれらはセンセイだ。すごい。人生は残酷だ。


 世の中どうにもならないことが多い。どうにもならないことに直面したときにどうしたらいいんだろうね。でもまあ死ぬまでは生きるしかない。


 ぼくは悲惨な境遇で生きてるひとたちのことをリスペクトしているよ。物語になる難病美少女とかじゃなくてね。物語にならない小汚いおっさんを。


 なんか救われるといいよね。「弱者男性」って言ったってぼくより金は持ってるだろうから、そう簡単に餓死にはしないはず。だから趣味っていうと曖昧だけど、これが自分の人生だっていうなんかそういうもんが見つけられないかな。ぼくはそれが文学というか創作だったわけだけど。なんか見つけてほしい。せっかく生きてるんだからさ。もちろん二次元美少女でもいいと思う。

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