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フィギュアレビュー、本・漫画の感想など

河野裕『いなくなれ、群青』

小説 河野裕

いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)

いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)

 河野裕『いなくなれ、群青』のレビューです。
 16万部突破とか帯に書いてあったので買ってみた。

 河野裕は『サクラダリセット』読んだことあるけど、そのときからなんかいまいちだなあとは思ってた。でも今回新潮文庫だし、もしかしたらと思って買ってみた。表紙のイラストがきれいだし。
 ネットで感想見てると「詩的」「幻想的」「透明感」ってことばがたくさん出てくるんだけど、うーんそれはどうだろうって感じだった。こういうのは詩的というのではなくて中学生のポエムっていうのでは。文章はとても読みやすくて、読みやすすぎて読む意味を感じない。中学生が読むにはいいかもしれないけど、大人が読んでどうするんだってのはある。
 そういう設定だから仕方がないけど、キャラクターの性格がわかりやすくて単純すぎて面白くない。ぼくは七草に興味もないし、真辺さんにも興味ないし、その他モブにも興味ない。とにかく興味ないことだらけで話が終わってしまった。ああそういう設定なんだっていう。
 でも人気みたいだし、中学生なら楽しめるのかも。文体に癖があるのでちょっと立ち読みしてみるといいかも。たとえば、

きっとその再会に、運命じみたものはなかったはずだ。
(p.19)

これ読んで気持ち悪いと思ったら読まないほうがいいと思う。逆にこれをかっこいいと思っちゃった人が読めばハマると思う。個人的には中学生のポエムかよって突っ込まずにはいられなかったので、ちょっと無理だった。

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