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珈琲『のぼる小寺さん』1巻

のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンKC)

のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンKC)

 珈琲『のぼる小寺さん』1巻のレビューです。
 本屋で試し読み冊子を読んでみて、「これはとんでもないバカ漫画なのでは!」と期待して買いました。

 8話まで収録されてます。
 1-3話が卓球部の近藤くん視点。4話は小寺さんのクラスメイトの女子視点。5,6話は不登校気味の倉田さん視点。7,8話は小寺さんに恋してるオタク系男子四条くん視点。


 面白かったのは1-2話で、近藤くんがストーカーみたいなことしてる。このまま近藤くんを主人公にして近藤くん視点で描いていけばよかったのになあ。3話で近藤くんは頑張る小寺さんに感化されて、自分も頑張ろうって気になる。で、4話以降も視点は変わるけど話の展開は同じ。小寺さんを見る周りのひとたちが感化されていくという流れ。


 ぼくは1-2話のように近藤くんのストーカー目線で小寺さんが登ってるところ(というかお尻)をずっと眺めてるだけでいいと思ったけどなあ。3話以降は変にいい話作りすぎちゃってる。1-2話はすごくバカっぽくて、といってもバカやってるわけではなく、ただ話の内容はとくになく、ほとんど無意味なんだけどってそういうのがよかったんだけどなあ。3話以降は凡庸としかいいようがないかな。


 この漫画には主人公がいない。いるとしたら小寺さんだけど、小寺さんは見る側ではなくて見られる側。小寺さんによってすべてがつながっているという意味で主人公ではあるけれど、小寺さんの視点にはならない。(主人公というより主題といった感じかな)


 ああ、なんか惜しい漫画だ。近藤くん視点で貫いていたら傑作になっていたはずなのに。たぶんネタが続かなかったんだと思う。それだけどうでもいい変化のない日常描写って難しいんだよね。
☆☆