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フィギュアレビュー、本・漫画の感想など

E・H・カー『歴史とは何か』

新書 歴史哲学 エドワード・ハレット・カー

歴史とは何か (岩波新書)

歴史とは何か (岩波新書)

 E・H・カー『歴史とは何か』の感想です。
 小説読みたいんだけど、暑すぎてだめだ……。というわけで、新書。これは有名な本で、まあ高校生とか大学1年生あたりが読んでおくべきものなんだと思う。いまさらだけど読んでみた。

 うーん、なんか名著とされてるわけだけど、個人的にはなにがいいのかよくわからなかった。べつにたいしたこといってないし。読むなら最初の2章くらいでいいんじゃないかなあ。読むことにあまり意味が感じられなかった。
 あとちょっといらっとする部分もあった。たとえば、

歴史が神学ーーつまり、人間の事業の研究でなく、神の意図の研究ーーに堕落してしまうとか、文学ーーつまり、意図も意味もないストーリーや伝説の話ーーに堕落してしまうとか
(p.185)

もしお望みなら、みなさんは、過去の意味を歴史外の超合理的な力に依存させて、歴史を神学に変えてしまうことも出来るのです。また、もしお望みなら、歴史を文学にーー意味も重要性もない過去のストーリーや伝説のコレクションにーー変えてしまうこともできるのです。
(p.197)

のあたり。なんかぞわっとするなあ。
 ぼくは言語学専攻だけど、神学も文学もリスペクトしているので、こういうのはちょっと考え込んでしまう。