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フィギュアレビュー、本・漫画の感想など

メルヴィル『書記バートルビー / 漂流船』

書記バートルビー/漂流船 (古典新訳文庫)

書記バートルビー/漂流船 (古典新訳文庫)


 古典新訳文庫のハーマン・メルヴィル『書記バートルビー / 漂流船』のレビューというか簡単な感想です。「漂流船」は「ベニート・セレーノ」のことです。どちらもメルヴィルの有名な中篇ですね。

 ドゥルーズもたしか『批評と臨床』で「バートルビー」の話してたと思います。違ったらごめんなさい。本探すのめんどくさくて確認できません。


批評と臨床 (河出文庫 ト 6-10)

批評と臨床 (河出文庫 ト 6-10)


 解説にいろいろ書いてありますが、「漂流船」のほうは結構差別的な表現が出てくるので、そういうの気になる人は読まないほうがいいかも。でも「バートルビー」は普通におもろいと思うのでこっちだけでも読むといいと思います。
 バートルビーは「わたくしはしない方がいいと思います」などと言って働いてくれません。この言葉を言いつづけます。気になったので原文を確認してみます。
 ぼくの持ってる本はこれです↓


Melville: Pierre, Israel Potter, the Confidence-Man, the Piazza Tale (Library of America)

Melville: Pierre, Israel Potter, the Confidence-Man, the Piazza Tale (Library of America)


 

 Bartleby, The ScrivenerBenito Cerenoの二つの中篇はThe Piazza Talesに入ってました。で、バートルビーの例の言葉「わたくしはしない方がいいと思います」ですが、「I would prefer not to.」でした。
 これがどういうことなのかいろいろ解釈してみると面白いかもしれません。いきなり『白鯨』読むのはきついってひとはこの本からメルヴィル読み始めてもいいと思います。

☆☆