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フィギュアレビュー、本・漫画の感想など

石塚千尋『ふらいんぐうぃっち』4巻

漫画 石塚千尋 ☆☆☆☆☆

ふらいんぐうぃっち(4) (講談社コミックス)

ふらいんぐうぃっち(4) (講談社コミックス)

 石塚千尋『ふらいんぐうぃっち』4巻の感想です。

 4巻読めて幸せ(*´ω`*) この漫画は1年に1冊ペースかな。次は2016年冬だって。今だってまだ冬だよ! 12月くらいかな? ああ待ち遠しい。
 あいかわらず現実とファンタジーがゆるく混ざってて、全体的に穏やかでナチュラルな作品になってる。めちゃくちゃ面白いオチとかすごい伏線とか勢いのある面白い掛け合いとかびっくりする仕掛けみたいなものはなくて、そこに当たり前にある世界が当たり前に表現されている。
 キャラクターのリアクションも漫画用にデフォルメされているとはいえあくまで自然なのがいい。ひとつのネタを過剰に見せようとしていないので、面白いこともあまり面白くないことも同じように自然に流れていく。
 エンタメ作品にありがちな過剰でしょうもない心理描写はまったくなく、情景とキャラクターとその会話が描写されるだけで時間が流れていく。ある意味ハードボイルドな作品であるとも言えるかな。だからこそ客観描写としての表情や仕草にこだわりが見られる。言葉で説明するのではなく、絵で読者を説得する。今回とくによかったのは第22話冒頭で千夏ちゃんの頭に真琴の姉が手を置くところ(「あーそういえば」のコマ)。説明なんてなくても、この動作ひとつで二人の仲の良さがすごく伝わってきて幸せな気持ちになる。
 あと、どうでもいいけど真琴の胸がエロい。タートルネックのぴちぴちの服はやばいですなw
 千夏ちゃんは人懐っこくて好奇心旺盛でとてもかわいい。4巻ではCLAMPモコナみたいなのが出てきてちょっと怖いんだけど、すぐ現実を受け入れて馴染んじゃう千夏ちゃんがおもしろかわいい。そして完全スルーの親父の表情が妙にリアルw キャラクターごとの温度差が当たり前に共存してるというのがこの漫画のすごさでもある。ノリのいい人やノリの悪い人、クールな人やおしゃべりな人、いろいろな人がいて、みんなそれぞれ一人の個人として自分の人生を生きてるのがしっかり感じられる。日常萌え漫画とはいえ、純文学的な懐の深さが感じられる。面白くしようという安易な態度ではなく、しっかり人間を観察して誠実に描いている感じがする。
 4巻読んでみてやっぱりこの漫画が今一番おすすめだなあと思ったのでした。アニメも楽しみですね(*´ω`*)
☆☆☆☆☆