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フィギュアレビュー、本・漫画の感想など

モーリス・ブランショ『来るべき書物』

批評 モーリス・ブランショ ☆☆

来るべき書物 (ちくま学芸文庫)

来るべき書物 (ちくま学芸文庫)

 モーリス・ブランショ『来るべき書物』の感想です。

20世紀フランス最大の文芸批評家モーリス・ブランショの代表作。「作品とは、作品に対する期待である。この期待のなかにのみ、言語という本来的空間を手段とし場所とする非人称的な注意が集中するのだ。『骰子一擲』は、来るべき書物である」。そしてブランショは、作品の奥行、あるいは作品群が構成する世界のみならず、作品を作り上げる作者の精神そのものと直接対峙する。取り上げるのは、マラルメプルーストアルトー、ルソー、クローデルボルヘスムージルブロッホ、ジューベールなど。燦然たる輝きのもと、作品や作者のイメージを一新させる、鮮烈で深い、全26章の批評集。

 



 読み始めたのは2ヶ月くらい前だったでしょうか。はるか昔のことなのでもう覚えていません。やっと読み終えました……
 小説家志望には必読書だと思いますが、ぼくにとってはどうも退屈な部分が多すぎてこんなに時間がかかってしまいました。よかったなと思ったのは「II-4 ジューベールと空間」「III-4 ムージル」「III-6 ロマネスクな明るみ」「IV-1 文学の消滅」「IV-2 ゼロ地点の探求」「IV-3 「今どこに? 今だれが?」」「IV-4 最後の作家の死」「IV-5 来るべき書物」くらいです。他はぼくには無駄だったなあと。というか基本はIV章だけを読んで、あとは気になったところをつまみ食いする感じで読むといいと思います。
 401ページからのIV章はよかったです。まじめに文学やってるならこういうのは共感するでしょうし、詩や小説書いてるひとにはぜひ読んでもらいたいです。でもとにかくそれまでの400ページが長すぎて、素直におすすめできるかというと微妙なところです……
☆☆

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