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おすすめのボールペン――ボールペンの種類とボールペンの選び方――

文房具 おすすめ ボールペン

 はてブで以下の記事を見ました。
careersupli.jp
 この時代にボールペンとか……って意見はあるでしょうけど、個人的に筆記用具が好きです。とくにぼくはシャープペンが大好きで、趣味の執筆でプロット作ったりいろいろ考えたりメモするときはA6ノートにシャープペンでやっています。専門家ではないですが、今回はボールペンについて書いてみようと思います(`・ω・´)

ボールペンの種類について

基本

 ボールペンには油性、水性(とゲルインク)があって、それぞれ染料か顔料があります。文具オタには当たり前のことなんですが、知らない人は知らないと思います。三菱鉛筆のホームページにまとまったわかりやすい解説がありますので一度読んでみてください。↓



油性と水性、染料と顔料の違いは何か | お客様相談室 | 三菱鉛筆株式会社
油性・水性・ゲルインクの違いは何か | お客様相談室 | 三菱鉛筆株式会社



 一般的には油性染料が多いです。
 ヌルヌル書くのが油性で、サラサラ書くのが水性(ゲルインク)です。油性はインクが長持ちしますが、水性(ゲルインク)はインクの消費が激しいです。コスパ重視なら油性、書き心地重視なら水性(ゲルインク)がいいというのが一般的な見解だと思いますが、技術の進歩により油性でも快適に書けるようになってきています。
 長期保存の観点から考えるなら耐光性や耐水性に優れる顔料がおすすめです。油性顔料は三菱鉛筆のパワータンク、ゲルインク(顔料)には三菱鉛筆のシグノ、パイロットのジュース、ゼブラのサラサ、サクラクレパスのボールサインなどがあります。気をつけなくてはいけないのは水性で染料の場合です。これは水で結構流れてしまいます。万年筆のインクのほとんどが水性染料になっています(最近は顔料インクもあります)。水性(ゲルインク)で染料のボールペンといえばパイロットのハイテックCです。
 重要な書類はぼくはかならずゼブラのサラサで書いてます。ただし、水性顔料(ゲルインク)は保存最強ですが、複写の用紙には書きにくいです。サラサラ書くのが水性(ゲルインク)の特徴なので、筆圧を利用する複写には向きません。書いてみると分かりますが、紙を破りそうになりますw



低粘度油性ボールペンいろいろ

 低粘度油性ボールペンとは従来の油性を低粘度にしてもっとスラスラ書けるようにしたものです。ってそのままじゃん!




 ジェットストリームが人気ですが、ほかにもいろいろあります。




 パイロットはドクターグリップも低粘度油性になりました。アクロインキと呼ばれています。

www.pilot.co.jp
 個人的にぼくはジェットストリームよりアクロインキが好きで、カスタム74やカスタムヘリテイジを使っています(1万円の方。Amazonで7000円程度)。パイロットの高級ボールペンはアクロインキになってます。高級感と実用性を両方考えるならパイロット製品がいいかなと思ってます。




 ぺんてるにもビクーニャというのがあります。ぼくは使ったことないですが、「超低粘度」らしいです。

www.pentel.co.jp




 あと、オートのニードルポイントも「ソフトインク」ということで低粘度です。ただ、これはまあまあ旧式の油性っぽいです。
ガチャック・ニードルポイントのOHTO



エマルジョンインク

 ゼブラにはエマルジョンボールペンがあります。これは油性とゲルインクの中間みたいなペンみたいですね。低粘度油性よりもさらに低粘度みたいです。ぼくはサラサ派なので使ったことないです。

www.zebra.co.jp



加圧式ボールペン

 加圧式のボールペンがあります。圧縮した空気の力でインクを押し出すので上向き筆記もできるという優れものです。インクが突然出なくなる心配があまりなく、安心感があるので好きで結構使ってました。




 日本では三菱鉛筆のパワータンクが一番有名です。

三菱鉛筆  油性ボールペン パワータンク SN-200PT-07 黒24

三菱鉛筆 油性ボールペン パワータンク SN-200PT-07 黒24





 パイロットにもダウンフォースというものがあります。

www.pilot.co.jp
これの最大の特徴は「加圧専用替芯ではなく、パイロット通常替芯が使えます」っていうところです。




 あとフィッシャーが有名です。

FISHER ボールペン スペースペン ブレット EF400

FISHER ボールペン スペースペン ブレット EF400

「宇宙空間で使用できるペンを」というNASAの依頼によって開発されたペン。

こちらの商品は宇宙で使える唯一のボールペンといわれているフィッシャーが開発を手掛けたその名も「スペースペン」という画期的なボールペンである。

今も尚、様々なミッションにも参加しながら無重力空間で使用され続けているのだ。そんな近未来をイメージさせるであろうボールペンのデザインはシンプルイズベスト。美しく輝かしい鏡面仕上げのボディに、宇宙を思い描くようなつるんとしたフォルム。このデザイン性の評価はとても高く、ニューヨーク近代美術館MoMAに収蔵品にもなっているほどの美しさなのである。

(笑)
 フィッシャーのは圧縮空気じゃなくて窒素ガスみたいですね。
 フィッシャーリフィルはたしかプラチナ万年筆のプレシャライズドっていう商品でも使われてたと思ったんですが、いま調べたら公式ホームページから存在が消されてました。売れなかったんですね……w 付属のアダプターを使うとパーカータイプになるとかいうやつ。BSP-800。


ボールペンの選び方

値段で選ぶ

 文具オタでもなければ安いやつで十分です。高いペンは書きやすいの? っていうひとがよくいますが、べつに高いからって書きやすいわけではありません。海外の高級ペンは旧式の油性を使っているものが多いので、むしろ100円の安物のほうが書きやすいです。
 ただし、100円ショップで買うのはおすすめしません。100円ショップで売ってる10本100円のとかはゴミです。すぐ書けなくなります。ジェットストリームとかがやっぱり無難でしょう。ゲルインクがよければシグノやサラサ。



軸の太さで選ぶ

 細軸と太軸があります。個人的な感想になりますが、細軸は手元に意識が集中するので精密な細かい字を書きやすくて、太軸はゆったり書けるという感じです。
 ぼくの感覚だと、細さに関してはグリップ部分が8mmくらいが限界だと思います。それより細いペン、たとえばクロスのクラシックセンチュリーはかなり書きにくいです(親指の爪が人差し指にあたって痛い)
 太いのは13mmくらいまでかな。手元にあるいつも使ってるサラサの多機能ペンが13mmでした。ちなみにいつも使ってるカスタム74は10mmです。男にはこれくらいがいいかもしれません。ROMEOの太軸が11mmくらいでした。8.5-9mmくらいあると安定します。



軸の重さで選ぶ

 個人的には16-25gくらいが大量筆記するには適切と感じています。30g以上だとかなり重いと考えてください。ぼくが普段使ってるサラサの多機能ペンが17gで、カスタム74が28gです。カスタム74は結構重く感じます。軽いのが良ければそれこそ100円くらいのやつが最強だと思います。高級ボールペンは重いものが多いので注意です。
 比較のために書いておくと、油性マジックのマッキー極細が8gです。ある程度重さもあったほうが手にフィットして書きやすい気がしているので、ぼくのなかでは16-25gという結論になってます。



線の太さで選ぶ

 油性は0.7mm、ゲルインクは0.5mmが基本です。油性0.7mmならそんなに線が潰れるということもないでしょう。みんな普通に使ってるやつです。
 個人的にはパイロットのアクロインキ1.0mmが好きで最近はずっとこれです。細かい字はたしかに書きにくいですが、ゆったり書けて気持ちがいいです。
 極細がよければ三菱鉛筆のシグノに0.28mmがあります。

ユニボール シグノ 超極細 0.28mm | ユニボール シグノ 極細シリーズ | ユニボール シグノ キャップ式 | ゲルインクボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社



機構で選ぶ

 どうやってペン先を出すかでも分けられます。大きく分けてノック式とツイスト式とキャップ式があります。



 ノック式はそのまま。ノックして出すやつです。安いペンでよくありますが、高級ボールペンでも一部使われています。カランダッシュペリカンのスーベレーンK400です。




 ツイスト式は高級ボールペンの多くで使われている機構です。上半分や頭の部分を回転させてペン先をひねり出します。慣れるまで面倒そうですが、慣れてしまえば片手で簡単に操作できます。ツイストするときの抵抗が病みつきになります。




 キャップ式はローラーボール(水性ボールペン)です。万年筆と同じようなものだと思うとちょっとかっこいいです。




 ほかに多機能ペンだとノック式のほかに振り子式というノック式の亜種があります。これは出したい色の表示を上に向けてノックするものです。かちゃかちゃ音がするので個人的にはあまり好きではないですが、人気は高いです。



おすすめボールペンの紹介

ピュアモルトプレミアムSS2005

 ちょっとボールペンにもこだわってみたいなと思ったときに最適なのが三菱鉛筆のピュアモルトプレミアムです。

 すこしだけ上品な木軸です。メッキが剥げやすいですが、そんなに高くないのであまりがっかりもしません。このペンのいいところは三菱鉛筆のパワータンク(SJP-7)を替え芯として使えるところです。加圧式なのでどこにでも書け、木軸で見た目もちょっとおしゃれ、そんなボールペンになります。



ROMEOの替え芯、easyFLOW

 伊東屋ROMEOの替え芯、easyFLOWです。

伊東屋 ROMEO/ロメオ 油性ボールペン替芯 (リフィル)1mmボール【黒】RMR

伊東屋 ROMEO/ロメオ 油性ボールペン替芯 (リフィル)1mmボール【黒】RMR

 ボールペンじゃなくてリフィルじゃないかって話ですが、結局他人におすすめするという意味ではこれになります。これの何がおすすめかというと、これがパーカータイプのリフィルだということです。パーカータイプというのはパーカーやファーバーカステルペリカンアウロラやその他いろいろと海外の高級ボールペンで使われている規格のことです。とにかくさまざまな軸が選べますので、デザインなど気に入ったのを選んで、そしてリフィルはROMEOを使うというのがおすすめです。
 ROMEOは1.0mmしかありませんので細い字を書きたい人には不向きですが、パーカータイプのなかでは抜群の書き心地です。海外の高級ボールペンは書き心地が悪いんですが、ROMEOを入れることで実用性も高まります!



パイロットの高級ボールペン

 最近布教してるんですが、やっぱりパイロットがいいですよ。替え芯BRFN-30は低粘度のアクロインキなのですらすら書けます。またパイロットのいいところは線の太さも色も選べるということです。低粘度油性で0.5、0.7、1.0mmのペン先、それぞれ黒・赤・青を選べるというのはパイロットのすごいところです。実用的でしかも満足感も得られるし、個人的にはおすすめです。



筆記具 | ボールペン | 油性ボールペン | 製品情報 | PILOT



 ぼくが使ってるのはカスタム74とカスタムヘリテイジです。



まとめ

 まず予算と相談しましょう。日本は安いペンの充実度がすごいので、安いの買っても間違いないです。というか、実用性を考えるからこそ安いペンになると思います。高級ボールペンは基本的に書きにくいと思っておいてください。
 高いの使ってみたいなと思ったら、ぼくのおすすめはまずはパーカータイプを買うということです。上で書きましたが、ROMEOを使えるというのもありますし、パーカータイプはとにかくリフィルの種類が豊富だからです。クロスやウォーターマンやラミーやモンブランカランダッシュは基本的には互換性がないので(クロスはSK-8が使えるとかありますが)、パーカータイプが無難です。
 ただしデザインのみで選ぶというのもあると思います。たとえばぼくはヤードオレッドやファーバーカステルのクラシックコレクションがかっこいいと思います。

 PCやスマホで文字を打つのが基本のこの時代なので、そんなに日常的に大量筆記するというのでなければ、こういうアクセサリー的な文房具で楽しんでみるというのもアリだと思います。




 5000円以下なら上でも書いたピュアモルトにパワータンク入れるのがおすすめです。あとは多機能タイプのジェットストリームのピュアモルトですね。
 1万円程度ならパイロットがおすすめです。
 1万円以上ならぼくはファーバーカステルが好きです。ギロシェは持ってます。ファーバーカステルはパーカータイプなのでROMEOのeasyFLOWも使えます。ただ、2chでは鉛筆屋などと馬鹿にされているので、そういうのが嫌な人はモンブランとかペリカン買っておくのが無難です。