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ジル・ドゥルーズ『ベルクソニズム』

ベルクソニズム (叢書・ウニベルシタス)

ベルクソニズム (叢書・ウニベルシタス)

 ジル・ドゥルーズ『ベルクソニズム』の感想です。

哲学史ドゥルーズの初期代表作。直観や持続、記憶の理論を精査し、差異と多様体の概念を創造することでその後のベルクソン解釈を完全に塗り替えるとともに、ドゥルーズ自身の哲学をも決定づけた古典。潜在性と現勢性とはいかなる関係にあり、持続の一元論とは何を意味するのか?長く親しまれた『ベルクソンの哲学』から40年以上を経て、近年の研究動向を取り入れた新訳刊行。

 



 2017年というか先月出たばっかりの本です。薄いのですぐ読めます。この本はベルクソンの『持続と同時性』をあつかっていることが特徴みたいです。一方、『道徳と宗教の二源泉』(ぼくの好きな本)はちょろっと最後に触れられてるだけです。ていうか、むしろ『二源泉』には触れなくてもよかった気がしました。なんかそこだけ雰囲気が違って浮いてるので。ぼくは『持続と同時性』は読んだことありません。一応翻訳はされてたみたいですが、なんかアインシュタインに関連したものらしいです。
 この本は1966年なので『差異と反復』(1968年)より前に出たものですね。ちなみに『ニーチェと哲学』が1962年。ニーチェベルクソンをやって『差異と反復』になるんだなあ。
 この本はベルクソン読んでないとたぶんあんまり面白くないと思います(ボリューム的に)。とりあえず『意識に直接与えられたものについての試論』『物質と記憶』『創造的進化』は読んでおきましょう。どの訳がいいのかは原文読んでないのでぼくにはわかりません!

意識に直接与えられたものについての試論 (ちくま学芸文庫)

意識に直接与えられたものについての試論 (ちくま学芸文庫)

物質と記憶 (ちくま学芸文庫)

物質と記憶 (ちくま学芸文庫)

創造的進化 (ちくま学芸文庫)

創造的進化 (ちくま学芸文庫)




 この前パスカルキニャールのエッセイ読んでも思いましたが、やっぱり『物質と記憶』はいつか再読したいなあと。まあそんな時間なかなか取れそうもないですが(´・ω・`)




 目次

第一章 方法としての直観
第二章 直接与件としての持続
第三章 潜在的共存としての記憶
第四章 持続は一なのか多なのか
第五章 分化の運動としてのエラン・ヴィタール


 訳者解説
 原注

☆☆