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フィギュアレビュー、本・漫画の感想など

今日買った本(ドゥルーズ、ガタリ、高橋康也)、気になる新刊の情報など

 今日買った本や今日見つけた本についてのメモです。

カフカ マイナー文学のために』

世紀の名著『アンチ・オイディプス』と『千のプラトー』の間に刊行された、すさまじい思考の生気が、新訳で蘇る! ただ不条理を内向させるのではなく、あくまで闘うカフカ、書きながら、奇妙な戦いを続けたカフカ、悲劇ではなく喜劇、否定ではなく肯定、超越ではなく内在……。〈マイナー文学〉として、カフカ自身の書いたテクストを〈名作〉の囲いから引きずりだす。〈政治〉の定義を再考し、生々しく蠕動する〈過程〉そのものとして読み直す。

 



 ガタリとの共著。『アンチ・オイディプス』と『千のプラトー』は分厚いですが、この本は200ページ程度です。
 カフカは苦手なんですが、カフカ論ならどうかなと。『千のプラトー』のほうが後に出たみたいで、順番逆になっちゃいましたが、今回新訳が出たということでこの本も読んでみます。若いころに読んだ『アンチ・オイディプス』も読み返したくなってきましたが、時間も体力も気力もないという……(´・ω・`)



高橋康也『サミュエル・ベケット

いつの時代にも、新しい読者を獲得し続ける稀有な作家、サミュエル・ベケット。ゴドーとは何者なのか。ベケットの半生とその時代を辿りつつ、〈道化〉の誕生から終末までを代表作を中心に読み解く。
祖国喪失や使用言語の問題、第二次世界大戦時に参加した抵抗運動の影響について、チャップリンの道化やデカルトとの違いなど、要点を押さえられている。『ゴドーを待ちながら』の着想と小説三部作(『モロイ』『マロウンは死ぬ』『名づけえぬもの』)との関連も詳述され、ベケットの全体像がよくわかる。
著者によるベケット追悼文と吉岡実の関連エッセイを併録。解説・宇野邦一

 



 解説が宇野邦一さんだったので、これはなにかの縁かなと思って買ってきました。ぼくはベケットに関しては小説三部作を英語原文で読んで、あとは短編を読んだくらいなんですよね。ベケットの詩は買っておきましたがまだ読んでません。というわけでベケットの全体像というとぼくにはまだよくわかってないわけです。で、この本は入門書みたいな感じらしいので全体像を把握できればなと。そうそう、ぼくはなぜかゴドー読んでないんですよね。たまにこういうことあります。
 この本の宇野さんの解説は「カフカベケットフェルナンド・ペソア、二十世紀の偉大な作家たちとは、しばしばもっともちっぽけ(マイナー)な作家たちである」(p.199)から始まります。ちょうど今日買ってきたドゥルーズ=ガタリの訳者も宇野邦一さんでしたね。これは一緒に買って読めってことですなw 「マイナー」という言葉の用法についてはドゥルーズ=ガタリ読まないとたぶん誤読しちゃいますので注意。
 ベケットは小説三部作もそうですが、ぼくは短編も結構気に入っていて、こっちも英語原文でそのうち読む予定です。ベケットカフカよりわかりやすいと思います。



今日本屋で見つけたものなど

プリーモ・レーヴィ

 なんとプリーモ・レーヴィの新刊をふたつ見つけました。

レーヴィがナチスユダヤ強制収容所から救出されたのは1945年1月27日。自宅に帰り着くとすぐに、彼は記憶を頼りに、本書の執筆にとりかかった。飢えと寒さ、不潔な寝床、病い、そして死にゆく人々…。過酷な強制収容所での生活が非常に緻密に、きめ細かく記されている。ものを考えることが死につながるほどの極限状態にあって、人間の魂がいかに破壊されていくのか。体験を書くという行為は、アウシュヴィッツで全面的に否定された自己の人間性を回復する作業でもあったのかもしれない。生還以来、その体験を証言してきたレーヴィの集大成的ともいえる古典的名著『アウシュヴィッツは終わらない』の改訂完全版。

 



 これも一緒に買ってくればよかったかな。まあたぶんそのうち買うと思います。




 小説も出てました。

周期律 新装版 (イタリア文学科学エッセイ)

周期律 新装版 (イタリア文学科学エッセイ)

アウシュヴィッツ体験を持つユダヤ系イタリア人作家プリーモ・レーヴィの自伝的短編集。
アルゴン、水素、亜鉛、鉄、カリウム……
化学者として歩んできた日々を、周期表の元素とからめて語る。
科学と文学を高純度に融け合わせた逸品。

 




 訳者は両方とも竹山博英さんのようですね。プリーモ・レーヴィの本なんて滅多に出るもんじゃないのに、同時期にふたつも出るなんてすごいですね。



ナボコフ・コレクション

 ナボコフのロシア語時代の本を集めたコレクションになるようです。全5巻らしいです。

ナボコフ・コレクション マーシェンカ/キング、クイーン、ジャック

ナボコフ・コレクション マーシェンカ/キング、クイーン、ジャック

「言葉の魔術師」のもう一つの貌に迫るロシア語原典訳による、初のコレクション。ナボコフ没後40周年を機に、本邦初となる全5巻のコレクション刊行開始! 瑞々しい初恋の記憶をめぐる処女作と、大都会に上京した青年の危険な密通を描く長篇第二作が、1920年代に発表したロシア語オリジナル版からの新訳でよみがえる。20世紀最高の天才作家の洋々たる出発点を収めた第一弾。

 



 なんか「「ナボコフ・コレクション」刊行開始記念対談《ナボコフ、ベルリン、バイリンガル沼野充義×多和田葉子」というイベントがあるようです。
www.shinchosha.co.jp
 多和田葉子ファンは行ってみては? ぼくもわりと行きたいですが、まあちょっとイベントとかはメンヘラなので無理ですね……




 あと、ナボコフは最近ついに『アーダ』の翻訳が出ましたね。ぼくも買いましたよ(`・ω・´) 原文と読み比べるのが楽しみ……なのですが、まあちょっと読書する時間というか体力というか気力がなくて、ほんと困ったものです……



ひとりごと

 いまメルロ=ポンティの『見えるものと見えざるもの』を読んでいるところです。読んでいるというか、読もうとしているというか、p.50で止まってます。いま読んでる感じでは『知覚の現象学』より楽しいです。これ終わったらデリダの『エクリチュールと差異』『散種』を読む予定。でも今日買ってきた『サミュエル・ベケット』を先に読むかもしれません。あるいは気分転換にナボコフの小説『透明な対象』あたり読んだりとか? とにかく最近は21時にはすでに寝てるというような生活をしていてほんとぐだぐだです(´・ω・`)
 読みたかった翻訳本を読んだら、もう30代だし、日本語の本読むのやめたいです。メルヴィル、フォークナー、ナボコフ、イェイツは原書で読みたいし、ドイツ語勉強してヘルダーリンリルケツェランなど読みたいし、イタリア語も勉強してみたい! イタリア語はモンターレの詩を読みたいというのもありますし(でも英訳付きだからイタリア語読めなくてもいいんですが……)、ぼくにとって大事な作家であるパヴェーゼも読めたらどんなにいいことだろう!
 人生は短い! 寝てる場合じゃないってのはわかってるんですが、なかなか難しいです。平日は疲れて帰ってきてやる気が出ず、休日は体を休めなきゃと思ってだらだら……
 空から3億円降ってこないかなー

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