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グレアム・ハーマン『四方対象―オブジェクト指向存在論入門』

四方対象: オブジェクト指向存在論入門

四方対象: オブジェクト指向存在論入門

 グレアム・ハーマン『四方対象―オブジェクト指向存在論入門』の感想です。

思弁的実在論とともに現代哲学の新潮流をなすオブジェクト指向存在論、その第一人者による入門書の決定版。

 



 最近流行りの新しい哲学に思弁的実在論というのがあるらしく、ハーマンはその代表的な一人らしいです。ドゥルーズデリダ以降の新しい哲学ということで興味があったので読んでみました。




 率直な感想を言うと、まったく面白くなかったです。文章がつまらなくて退屈でした(性格悪そう)。文章そのものはものすごく簡単なので高校生でも読めるのでは? 簡単だから支持されているのかな? ブログでやってろって程度の内容に感じました。英語だから若い人にとってもちょうどよくて飛びつきやすいのでしょうけど、担ぎ上げて流行らせるほどの魅力はとくに感じなかったです。ラトゥールはまだ読む価値があると思いましたが、ハーマンは別に……という感じ。




 慶応の若い研究者たちが訳したらしいですが、やはりここにも「真逆」が出てきました。これはもうしょうがないのかな。あと誤植が多すぎです。なんかもはや慶応の連中が馴れ合いとかステマやってるようにしか見えないのですが。




 ハーマンはもう読むことはないかな。簡単だから流行らせようとしているのかなあとか思っちゃいますね。簡単なので誰でも何か言いたくなる(議論に参加したくなる)というのはわかりますが、ぼくは別に哲学的な不毛な議論がしたいわけではないんですよね。詩や小説執筆のためのインスピレーションを与えてくれるかどうかが個人的には重要で、そういう意味でこの本にはまったく価値がありませんでした。文章が退屈すぎるというのが大きな原因だと思います。