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いろいろレビュー ※画像はオリジナルサイズで大きいのでWi-Fi推奨

カランダッシュ レマン エボニーブラック ペンシル 4769-782

 Caran d'Ache(カランダッシュ)のレマン、エボニーブラックのシャープペンのレビューです。(*追記しましたが、このペンは使い物になりません。書いてるときに芯が引っ込んでしまいます。1回ノックすると常時ノックしてるような状態になってしまうようです。買わないようにしてください。レマンスリムはこういったことはないので、そちらをおすすめします)






 以前、Amazonでこのペンが安くなってると書きました。
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 結局誰も買わなかったようです。で、そのあとさらに値下がりしたので、つい買ってしまいました。



 公式サイトはこちら
store.carandache.com




 計測

長さ 141mm
太さ 11mm
重さ 47.3g

 レマンスリムに比べて2mm太く、12g重いという感じですね。レマンスリムのレビューはこちら↓
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 47.3gなのでかなり重いです。しかし、手にしっくりくる感じではあります。手帳用に使うとか資格試験の勉強で大量筆記とかは明らかに無理だと思いますが、ちょっとメモするくらいの使い方ならまあ普通に使えます。レマンを持ってしまうとレマンスリムですら軽く感じます。




 基本的にはレマンスリムと同じデザインです。クリップはバネ式で使いやすいです。中の部品と消しゴムの大きさが違います。





 消しゴムを使うには上の部分を引っこ抜きます。回さずにそのまま真上に引っこ抜きます。




 内部はレマンスリムより高級感があります。消しゴムは大きめです。レマンスリムはパイロットのHERFS-10が使えましたが、レマンでは無理です。後述しますが、レマンではプラチナ万年筆の100Gが一応使えます。




 芯を交換するには中のパーツがねじ式になっているのでくるくる回して外します。




 レマンとレマンスリムの比較。





 では消しゴムを改造して入れます。




 プラチナ万年筆の100Gが良さそうでした。100Gはファーバーカステルのギロシェなどにも使えます。




 金属パーツをつけてそのまま入れると入りますが、かなり飛び出てしまいます。キャップも浮いてしまいます。




 金属パーツを短くして使おうかなと思ったのですが、改造が案外難しくきれいにはまりません。(ギロシェでは無改造で使えます)
 したがって、紙を巻いて使うことにしました。どの程度巻いたらいいかはお好みですが、ぼくは幅4mm、長さ30mmに切ったものを巻きつけて使うことにしました。
 100Gの消しゴムは長いので元の消しゴムを参考にして切ります。





 当たり前ですが、長さ調整したのでキャップもちゃんとしまります。とりあえず消しゴム10個作っておきました。




 クリップも装飾も塗装もメッキも基本的にはレマンスリムと同じです。内部のパーツだけが違います。内部パーツの違いにより、とにかく高級なのが欲しいっていうならレマンの方がいいです。実用性を求めるならレマンスリムの方がいいと思います(消しゴムでパイロットのHERFS-10が使えますし)。
 レマンスリムもそうなのですが、レマンもやはりペン先が初期状態ではかたかたします。これは構造上仕方のないことのようです。伊東屋のROMEOや昔あったプラチナ万年筆の早川式繰出鉛筆なども同様です。また先端のパイプがスライドするタイプのペンもパイプがかたかたしますよね。ある程度余裕を見込んで設計するはずなのでこれは仕方ないと思います。瞬間接着剤を薄い紙につけるなどしてかたかたする先端の部分の隙間に少量流し込んでやるといいですよ。乾いたら余分な部分はポロポロ取れるので周りが汚くもなりません。書くたびにかたかたしているとストレスなのでぼくはそういう改造を毎回やってます。改造ってほどの面倒でもないのでこの構造上の問題で減点することは個人的にはないです。最初から完璧じゃないと嫌だって人はファーバーカステルのギロシェとかクラシックコレクションとかがいいかもしれません。あれはペン先がかたかたする構造になっていません(ただし個人的には書きにくいと思います。イントゥイションの方がいいかな?)。あるいはパイロットのカスタム74やカスタムヘリテイジは先端チャック式で安定しています。
 今回ありえない激安価格での入手だったのでとても満足してます。定価の59,400円ならどうかということですが、ファーバーカステルのクラシックコレクションが48,600円、モンブランのマイスターシュテュック プラチナラインが49,680円、マイスターシュテュック プラチナライン ル・グランが54,000円なのでこのあたりと比較してってことになりますよね。個人的には「定価で買う」かつ「予算6万」ならマイスターシュテュックのル・グランにするかなあという感じです。レマンやレマンスリムは真鍮(?)にラッカー塗装なのでどうしても塗装剥がれという宿命があります。クラシックコレクションは木軸、マイスターシュテュックは樹脂軸なので、どちらも傷がつくことはあってもラッカータイプのペンのように塗装が剥がれて色の違う部分が出てきてしまうということがありえません。レマンやレマンスリムは定価だとおすすめしにくいです。「一生物」として買うならクラシックコレクションやマイスターシュテュックの方がおすすめです。あるいはスターリングシルバーのヤード・オ・レッドもいいと思います(ただし芯が1.18mmという独自規格)。
 ただし、カランダッシュのペンが欲しい人で、エクリドールとレマン(あるいはレマンスリム)で悩んでいるなら断然レマンをおすすめします! エクリドールはスターリングシルバーは品質がいいので、そっちだとまた話が違ってきますが、普通の安いタイプの方はかちゃかちゃしてて安っぽいので満足できないと思います。カランダッシュの高級シャープペンが欲しいならレマンスリムかレマンかエクリドールのスターリングシルバーがいいと思います(マニア向けに「バリアス」というシリーズもあります)。



2019/7/23追記

 力入れて書かないのでしばらく気づかなかったのですが、どうやらこのペン、書いてるときに芯が引っ込みます。ネジが奥まで締まってしまうと常時ノックしてるような状態になるらしく、紙に強めに押し付けると芯が引っ込みます。なのでネジが最後まで締まらないように改造すればいいのですが(ネジの溝にボンドを流し込むとか)、この価格のペンでこんなの許せないですよ。ふざけるなと言いたい。
 レマンスリムはいいペンなのでおすすめですが、レマンはだめです。買ってはいけません。




おまけ

 レマンスリムのレビューはこちら
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